「着床不全および不育症」特殊検査
「着床不全および不育症」特殊検査とは、患者さまのご希望により⾏う特殊検査です。
着床不全
体外受精・胚移植において、良好な胚を3回以上移植しているにも関わらず、⼀度も妊娠反応を得ないケースを対象と考えます。
不育症
過去のご妊娠で、3回以上続けて流産をご経験されているご夫婦が対象となります。
流産はご妊娠の約15〜20%に起こるものですから、2回の流産はそんなにご⼼配になる必要はありませんが、ご希望でしたら3回未満の流産でも検査をお受けになることも可能です。
検査
⼦宮鏡による⼦宮内腔の状態(⼦宮筋腫や⼦宮内ポリープなど)
⽉経が始まったらすぐ予約してください(施⾏⽇は⽣理終了直後〜排卵前まで)
着床不全および不育症セット検査(⾎液検査:内容は当クリニックオリジナル)
凝固系異常や⾃⼰免疫性疾患などを検索し、着床不全や不育症の原因を探ります。
以下の検査では、抗リン脂質抗体や⾃分を傷つける抗体反応、⾎液がかたまりやすくなる要因を探ります。また、以下の項⽬に異常があれば、抗凝固療法(低⽤量アスピリン内服・ヘパリン⾃⼰注射)漢⽅内服などの治療(当院にて継続治療をされる⽅のみ)を⾏います。検査結果には約3〜4週間を要します。
セット内容(⾃費)
- ・抗核抗体
- ・LA-DRVVT
- ・APTT
- ・抗CL抗体IgM
- ・抗CL抗体IgG
- ・プロテインSおよびC 活性
- ・第12因⼦
- ・抗CLβ2GP1抗体
- ・Th1細胞/Th2細胞
ご夫婦染⾊体検査(⾎液検査)
治療法はございませんが、特に不育などの原因検索には重要な検査です。
- ※これらの⾎液検査は⽉経周期に関わらずどの時期でも可能ですが、特殊検査のために採⾎時間は「平⽇の午前のみ」となります。ご予約もお願いいたします。